今回の点検御依頼ありがとうございます。エンジンかかりが悪い、かかっても不調。温まると何となく走ってしまう。整備に詳しい方なら「あぁIGコイルかスパークプラグやな」「インジェクターじゃない」とかえって来ます。ちなみに某ディーラーさんも同じ回答でした。こちらの車両の走行距離は27000Km、12年経過です。経験上では嫌な感覚が蘇ります。知ってる方は知ってると思いますがスズキの主力エンジンK6Aは問題児で様々なトラブル事例が有ります。ちょっと調べてみるとH22~H25生産車両にエンジン圧縮不良の保証延長が出ています。嫌な予感的中!?でしたが対象車両ではありませんでしたので早速基本的な点検からスタート致します・・
良い圧縮 良い火花 良い燃料(混合気)・・エンジンの3原則!? 基本です。点火と燃料はOKでしたので後は・・嫌な予感しかしません。昔の記憶だとジムニーのK6が良く圧縮不足になっていました。シリンダーヘッド交換 エンジン交換で大変な目にあってました。良くダメになるのにリビルトエンジンは高い 在庫が無いとかガッチリ足元見てましたよねリビルト屋さん。今はどうなんでしょうなんて思ってたら未だに保証延長とは・・相変わらず改善はされてないのですかスズキさん(泣)
最悪です。1番シリンダーは全然大丈夫でしたが2番3番は正常値の約半分の圧縮しかありません。例のエキゾーストバルブでしょうか。温まると少し圧縮は上がります。不思議と2番と3番がやられます。何か有るのでしょうね。エンジンを分解してチェック、バルブ交換で済むのかシリンダーヘッド交換かエンジン載せ替えが早いのか・・なんてお客様と御相談の結果しばらくこれで乗ってみるとの事でした。何だか切ないですよスズキさん。12年持ったんだから? K6は消えゆくエンジンだから? 結局何かが改善されないままでしたね。私もスズキユーザーですので頑張ってほしかったです。軽No1なんですから。今回の点検御依頼ありがとうございました。結果は残念でしたがまた何か有りましたら宜しくお願い致します。