いつもありがとうございます。創栄自動車(株)のキムタクと同い年の私です。ベンツのAクラス、Bクラスなどにお乗りの方には痛いほど理解できるはずの「サーモスタット」「ウォーターポンプ」問題。これが地味に修理代がかかるという苦行が待っている訳です。5年経過車両のほぼ100%と言っていいぐらいの確率で壊れます。これが何故リコールにならないかが不思議なほどに壊れまくります。交換作業も結構大変な事になりますので何処の整備工場でもOKとはならないでしょう。新潟は輸入車整備に関しては厳しい県ですので壊れて近所の整備工場へ持っていっても「うちでは見れねぇ!」となる事必須! 認証工場とは・・・!? 自動車は全部が同じではないんです。国産、外車、メーカー、車種によって様々な工具やノウハウが必要なんです。全車対応できる完璧な整備工場なんて世の中に有るんでしょうか・・
「手が・・写っ・・て・・いる!?」 宜保愛子さんもビックリ!いえいえソコじゃありません。テスター上ではサーモスタット異常のフォルトが検出されているのに警告灯は点灯しません。そんな事もあります。ですのでオーナーさんは気が付かない事も。冬になってヒーターでもつけよう・・!? 「寒い!」となって気が付くパターンが多いです。そんなサーモスタットを構造は理解していたつもりだったのですが分解して中を見たことが無い事に気が付き分解してみたお話でございます。
新品でございます。基本は純正品しか売ってないみたいですが当社は絶対純正を使用しています。ちゃんとヤナセさんから購入してます。諸々ガスケット、冷却水などの部品込みで約5万円~工賃含めて〇万円でしょうか。まぁ5万円以上は確実という事です。国産車で5万円以上の修理って滅多に無いですが輸入車なんて当たり前。30万円、50万円、100万円が普通ですので「ステイタス」なのです。その修理費が出せる人が乗る車・・それが「メルセデスベンツ」という事なのでしょう。という事であれば私は一生国産車です。というか国産車で良いかも・・なんて(笑)
異常だと自己申告してくれた「サーモ」くん。中身を見て頂きましょう。面白い構造をしています。考えた人は多分馬〇でしょう(笑) 3歳児のオモチャみたいな構造。これじゃぁ壊れますよ。 ただでさえプラスチックで耐久性が無いところにこの構造、システム・・ 安心安全の車造りの基本は「壊れないこと」だと思っております。2億円も3億円もかけて天才と呼ばれる方たちが集まって何年もかけて作った「F1マシンが」スタート5秒で失速・・原因不明のストールでレース終了!なんて見たこと有りませんか? 「シンプルイズベスト」これで良いのに近年は複雑化し余計な装備が増えて安心安全を間違えているように思います。
・・青錆。 サーモスタット内の端子に錆が出ています。腐食です。おそらくコレが原因で接触不良になっていたのでしょう。水温は正常に見えたので動いてはいたのだと思います。接触不良で測定値が少しズレて異常コード検出・・でも警告灯出すほどの異常まではいかなかった・・みたいな!? テスター診断しなければ分からない異常なのでテスターが無い販売店の方は並んでいるベンツを再確認必須ですよ。良く聞く話で納車して翌日に警告灯が点灯・・調べたら「サーモスタット!」・・クレーム交換で〇万円・・売って赤字かよ・・みたいなパティーン。簡単に輸入車に手を出す販売店?も増えてきています。売る方も買う方もリスクを勉強してみましょう。これだけでは有りませんから・・車両価格の倍とかの修理費が襲いかかりませんように・・ 輸入車を愛する皆様に幸あれ( ゚Д゚)ソーメン