読んで頂きありがとうございます。ってまだ読んでないと思いますが今回は「テスター診断機」について少しお話してみたいと思います。自動車整備に関わっていなければ見る事も触る事も無いマイナーな代物です。普通に某オクに出品されていますが数千円から数十万円の価格幅が有り勿論お値段によってスペックも上がります。国産車しか見れない、輸入車しか見れない、両方見れるなどなど・・ 今時であればコーディング、プログラミング対応なども有ります。整備って車のお医者さんですので当然の事ながら専門の工具や機械、設備が必要になります。国産車、輸入車全ての整備が出来る工具や機械を揃えたらいったいいくら必要になるのでしょうか?? 数億数十億では足りないかもしれませんね。ちなみに某輸入車メーカーのテスターは1台数百万~ そこに年間使用料で数十万円がかかるそうです。それじゃぁ工賃も高くなる? なんて事は有るのか無いのか分かりませんが工具そのものが高いのは間違い有りません。メーカーテスターはディーラーしか買えませんので一般の整備工場は汎用テスターしか買えません。汎用テスターとは言っても軽く50万以上、アップデート代は年間20万円でございます。小さな町工場さんは果たして元が取れますでしょうか・・
汎用とは言っても物凄い高スペックでディーラー診断機に近い作業が可能・・近い・・!? 同じでは有りませんので出来ない事も出て来ます。その場合は勿論ディーラーさんにお願いという事になります。町医者で対応出来ない事は大病院へ。という事ですね。皆様のかかりつけの医院にMRIなんて有りますか? ほとんどの医院には無いのでは。何故か? 高いからです。メンテナンス費用も莫大ですし。有っても元が取れるほど稼働しないのではないでしょうか。どの世界も結局は金・・なんですね。テスター診断機でも何でも機械というものは使いこなしてナンボなのですが使いこなすのも大変なのです。機能を理解出来る頭の良さも必要ですが症例といいますか使った経験値も大事です。使う機会が無いと人は使い方を忘れてしまいます。毎日のように使う機会が無ければ経験値も上がりません。某輸入車ディーラーの方から聴いたのですが診断機を使える整備士が少ないと嘆いていました。教える事も出来ないと。勿体ないですね。使わなくても使用料はかかるのに・・ 私も経験値を上げたいのですが患者さんが来てくれないことには始まりません。心の広い太っ腹な御客様が愛車の困り事をたくさん御相談して頂けたら私も成仏出来るかもしれません。余命10年しか有りませんので宜しくお願い致します(笑) くだらない戯れ言にお付き合いくださってありがとうございました。