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2024は能登地震から始まり太陽フレア騒動まで様々な話題で溢れておりますが、気が付いたら一年の半分が終わろうとしています。歳を重ねると一年って早く感じるのですね。生き急いでもしょうがないのですが自覚が無いのですから仕方有りません。
という事で今回の施工事例は「ハイゼットトラックのクラッチ交換」で御座います。フェラーリとかマクラーレンとかGT-R とか激しく熱いスポーツカーのクラッチ交換ならワクワクするかと思いますが当社には入庫致しませんので「ハイゼットトラックのクラッチ交換」施工事例いってみましょう。
ミッション降ろしてクラッチ交換してミッション載せて終わり。言葉にしたら簡単簡単。画像見ても簡単簡単・・と思えるかもしれませんが実際は数えきれないほどのボルト、ナットを外し、抜いたオイルが髪に付くやらツナギに付くやら死んだ干からびた蛙やミイラ化した蜂が落ちて来て地味にビビるやらミッションが激重だったり。「クラッチ交換終わり!」と安堵して試乗に行こうと思ったら足元に数本所在不明のボルトやナットが転がっているとか笑えない話も・・
そんな施工事例を見て頂き苦労の一端でも感じてもらえたら作業者が少しは成仏できるのではないか・・と筆を走らせている次第であります軍曹(そもそもキーボードですしお寿司)
何が面白いのか昔の職場の尊敬していた先輩がプロペラシャフトの事を真剣な顔で「ペロペロシャフト」と言っていたのを思い出し涙が止まりません(〇んでません) なのでもう尊敬していません。マフラー、ペロペロシャフト2本、マウントetc 諸々外しミッションを降ろすとクラッチさんとご対面。早い方だと3時間ほどでクラッチ交換終了とか。私も現役の時は待ちでクラッチ交換受けてましたww ハイゼットとかハイエースは仕事で使う方が多いので時間との勝負!だそうで・・F1か!?
早い、遅いで工賃もお給料も変わりませんので安心して下さい(?) 何だか当時は憑りつかれるようにスピードにこだわってましたが、自己満足以外のなにものでも無い事に気が付き今に至る。多少時間かかってもミスを侵さない事が大事。
ケチってクラッチディスクだけ交換したらアキまへん。「クラッチカバー」「クラッチディスク」「レリーズベアリング」は最低限交換しましょう。フライホイール、パイロットベアリング(使用していない車種もあり)なども点検必須。本来10年ぐらいはクラッチ交換しませんのでミッション降ろすなら二度手間は避けたいものです。なんていまやオートマ時代。クラッチなんて一部の自動車しか採用されていませんので「クラッチ交換」は「キャブ調整」「ポイント交換」ぐらい化石技術となるのでしょうか。
「おじいちゃん! クラッチって何??」「あぁ・・クラッチかぁ・・懐かしいなぁ」なんて会話も近いのでしょうか。と思いを馳せながら今回は終幕とさせて頂きます。ありがとうございました。