点検修理の御依頼ありがとうございます。今回の御依頼はエンジンかからない、各種警告灯が点灯との事です。まずは症状確認、バッテリー上がりでエンジンかからず IMA警告灯 バッテリー充電出来ない・・ブースターを繋いでエンジン始動→ブースターを外すとエンスト。オルタネーターだな( ゚Д゚)ドヤっ!・・なんて思いますよね。 インサイト・・インサイトですよ。IMAって何ぞや? さすがのホンダさんの特殊ハイブリッドIMA。興味ある方はウィキペディアへGO! 今は良い時代ですよね。何でもネット検索で解決出来ますから・・IMAだけに・・ ( ゚Д゚)ドヤっ
早速点検を開始して行きます。実は結構な故障頻度と言いますか定番故障なのではと。有る場所のヒューズが切れていたらほぼ間違い無く例の奴です。魔の10Aヒューズ・・ やはり切れています。新品ヒューズに入れ替えてテスト→正常に復帰。しかし再び切れます。テスター診断機を使用してライブデーターを確認、やはり変です。多分例の奴に間違いないでしょう。初代インサイトが出た時はとにかく衝撃でした。まさに未来の車。それが今やプリウス、プラグイン、S-HYBRID、エネチャージ・・今が未来なんでしょうか。世は燃費燃費燃費・・それに比例するように自動車業界は衰退した気がします。面白い車はありますか? 免許取った18歳が欲しい車No1はプリウス、理由は燃費が良いから。私の時代はマークⅡ GX-71でしたが何か?理由はナンパ成功率が高いから。それが何か? 本田宗一郎さんの目指したIMAの未来は今なんでしょうかね・・ すみません、高齢者の戯言 聞き流して下さい。
振り返っても見えないのでトランク内装などを外しましょう。結構バリバリと内装を剥がした右後方に奴が! その者の名は・・・IPU冷却ファンモーター( ゚Д゚)/// トランク下に搭載されているIMAバッテリー冷却ファンモーターです。バッテリーは充電されると熱が発生します。使用中もです。皆様のゲームもスマホも使用中もしくは充電中は温かくなったり最悪熱くなったりしますよね。その熱を冷却するファンモーターの劣化→ヒューズ切れでIMAシステム停止。で故障原因が確定したところで御見積をお出ししてお客様のご了承を頂き修理開始です。最近のホンダ車は改善されている気がしますが昔のホンダはメンテナンス性が非常に悪かった記憶があります。何をするにも多量の部品を外すなんて事が多くてゲッソリイメージでした。本田宗一郎さんが工賃を稼ぐためにそうした設計にした都市伝説が有りましたが絶対ガセですよね。私が整備士を目指す決断をしたメーカーがホンダでしたので何か特別な思いが蘇ります・・
エアコンブロワーファンモータと間違うような紛らわしい部品です。実際同じでしょうね。交換自体は簡単ですが内装の脱着が少々面倒です。交換完了後は定番のテスター診断機を繋ぎながらの試乗を繰り返し問題無い事を確認して納車致しました。正直 整備完了後の試乗の時間の方が整備時間より長いです。この試乗代は勿論工賃に入っておりません。工場内では分からない何かが試乗でわかる事も有りますのでお客様が気が付かない異変を感じる事も有ります。ちょっとガソリンが減っていた!距離が増えている!・・なんて怒らないで下さいね(´;ω;`)ウッ… 真面目な整備士さんが一生懸命にお客様の愛車を整備しているんだよ・・って考えて頂けたら嬉しいです。治りました!・・ありがとう!・・治ってないじゃん!なんて事は絶対有ってはなりませんので。インサイトのお客様 今回の御依頼感謝致します。ありがとうございました。また何か有りましたら何でもご用命下さい。お待ちしております。